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ソース・プリンシプル理解の大前提【その2】ティール組織実践で重要な概念を理解しよう

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ティール組織』実践において重要となる『ソース・プリンシプル理解の大前提、第2弾。
前作では、『Work with Source』著者のトム・ニクソン氏(以下、トム)とのコラボレーション記事として、「Sourceという言葉の意味」と「なぜ、Principleという言葉を選んだのか?なぜ、Theory(理論)という言葉ではなかったのか?」について記載しました。
(『ティール組織』と『ソース・プリンシプル』、『Work with Source』の関係性については、前作の記事をご参照下さい。)

私たちNOLでは、「循環畑、循環みずたま村、循環経営」といった世界中でのJUNKAN(いのちの循環)の取り組みをトムとコラボレーションし、トムからは『Work with Source』やその土台となる考え方の「ソース・プリンシプル(Source Principles)」について分かち合って頂いています。JUNKANSource Principlesは、異なる文脈から生まれていますが、「観察すること」、「方法論に執着しないこと」等のように共通点が多く、深い部分での親和性が高いと感じています。

2回目となる今回は、「大前提シリーズ その2」として、『Work with Source』やその土台となる考え方の「ソース・プリンシプル(Source Principles)」を学ぶ前に、読者の私たちが備えておくと良い「思考態度や姿勢」について、著者のトムにインタビュー形式でお伝えしていきます。

私たちにとって、新しい考え方を好奇心を持って学ぶことも重要ですが、それ以上に、「どういう思考態度や姿勢で、新しい考え方に触れるのが良いのか?」を、著者自身に聴いてみることは重要だと考えています。ぜひ、トムからのメッセージを念頭に、『Work with Source』や「ソース・プリンシプル(Source Principle)」に触れてもらえたらと思っています。

1. どういう思考態度や姿勢で、『Work with Source』や「ソース・プリンシプル」を学ぶのが良いですか?

史郎:トム、『Work with Source』や「ソース・プリンシプル」を学ぶ前に私たちは、どういう思考態度や姿勢を持っておくと健全な学びに繋がると思いますか?

トム:そうだね。まず思うのは、強く信じすぎるのは危険性が高いということだよ。影響力の高い方やカリスマ的な方が言うことを、そのまま鵜呑みにしないという思考態度が不可欠だと思っている。自分自身で反芻して、考え方自体をチェックした方が良いと思う。例えば、仏教の教えでも、そのような精神があるんじゃないかな。つまり、言われたことを自分の中に入れて、その後、自分の目でよく観察していく姿勢が重要だと思うよ。

史郎:プリンシプルの言葉の選定理由で伝えてくれた「変更可能性を大切にしている」ことに繋がりますね。

トム:そうなんだ。ピーターが観察をもとに考案した「ソース・プリンシプル」自体も、これまでに長い年月をかけて変化してきた歴史がある。きっと、いつの日か、新しいブレークスルーがあって、内容が変化してくこともあると思っている。なので、固執して他を受け入れないように(ドグマティックに)なっちゃだめだと思う。ドグマティックになると、変化することができなくなってしまうからね。

トム:時々、読者の方からメールをもらうのだけど、たまに、「あなたの本が大好きです!」「あなたの言うことは本当に素晴らしい!」というメッセージをもらうと少し不安になることがあるんだ。よりヘルシーなのは、少し落ち着いてもらって、実はすべてを信じる必要はなく、「これは、実用的な方法だな」という風に見ることだと思っている。なぜなら、将来、きっと、もっと良い方法が出てくる可能性があるからなんだ。なので、過剰に信じ過ぎないという姿勢が大切だと思う。

史郎:とても健全な態度だと思います。

トム:ピーター自身も、彼の観察をもとにソース・プリンシプルを考案したし、彼自身もそうであるように、やっぱり、常に観察しながら、「本当にそうかな?」と考える姿勢が大切だと思っている。なので、プリンシプルという言葉の選定理由で伝えたように、「ナチュラルロー(自然の法則)という言葉にすると、変更可能性が低くなってしまうんだ。プリンシプルという言葉だと、一般的にはこうだけど、違うこともあるという可能性を見ることができるんだ。つまり、ソース・プリンシプルに対して、オープンな姿勢でいることができると思っている。オープンでいることはとても大切にしているよ。

史郎:本当にそうですね。僕たちNOLでも、昔、循環畑ではなくて、恵み循環農法と表現していました。ただ、「農法」と言ってしまうと、僕たちにとっては、農法への執着が生まれてきました。この農法で、自然界で起きていることを全て説明したいという、今思えば、無謀な執着でした。実際は、自然の中で起きることは不思議なことの連続です。不思議なことをそのまま喜ぶことが楽しいと思うようになりました。自然に常にオープンであることが大切と思っています。そのため、今では、「いのちが循環する畑」循環畑」と呼んでいます。いのちが循環する畑で起こることを、そのまま感じられるようにと思っています。

トム:とても大切なことだよね。

史郎他に重要な思考態度や姿勢はありますか?

トム:他には、全てを盲目的に信じないということは重要なのだけど、一方で「懐疑的になりすぎない」ということも重要だと考えているよ。新しい考え方を学びながら、取り入れてみて、新しい視野を入れることを試してみる姿勢が大切だと思っている。新しい視点で世界を見るチャンスだと思うから。なぜなら、時々、とても懐疑的な方がいるんだ(笑)そういう方達は、すぐにディベートをしたくなる。もちろん、ディベートをしたい時には、そうしたら良いと思う。

ただ、新しいグラスを付けてみて、試してみることからの学びも大切だと思うんだ。まずは、トライしてみて、経験を通じて、学びを深めていくのが大切だと思う。そういったプロセスを経て、もしかしたら、いつの日か、懐疑的だったけど、試行錯誤をした方達が、ソース・プリンシプルが変化していく新たな視点に気付く可能性だってあるし、ソース・プリンシプルの変化をサポートしてくれることに繋がっていくとも思っているんだ。

トム:まとめてみると、盲目的にすべてを受け入れるのではなく、すぐに否定するのもやめて、試してみる、こんな姿勢が大切だと思っているよ。

史郎:トム、ありがとう!とても学びになりましたし、共感しています。

2.まとめ

以上、今回は、どういう思考態度や姿勢で、『Work with Source』や「ソース・プリンシプル」を学ぶのが良いですか?についての、トムへのインタビューをまとめさせて頂きました。

これから『ソース・プリンシプル』について学びたいという方、ぜひ参考にして頂けたら嬉しいです。

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