JUNKAN ×ソースプリンシプル~ソースの継承~儀式や任命ではなくFall in Love
ソースプリンシプル(ソース原理)の考案者のピーターのサブソースであり、『Work with Source』著者のトムとパートナーのアグネスとのJUNKANセッションで、”ソースの継承” についての学びの対話がありました。
質問 : ソースの継承を考えています。何がポイントですか?
トム : 「まず、ソースは自然発生的に生まれるもので、“あなたがソースです”と任命されて生まれるものではないんだ」(いわゆる役職や役割、儀式に依るものではない)
「また、学んできたように、ソースは常にクリエイティブフィールドの維持をしている。何がクリエイティブフィールドの中で、何が外かを感じているんだ。これは、ピーターが言う『フルタイムジョブ(常に行っているという意味)』なんだ。いわゆるマネジメントやどうやって運営するかを考える仕事とは違う。
また、クリエイティブフィールドの中か外かを決めるのはバリュー(価値観)なんだ。自分やピーターにとって最も深いバリューは『愛』だと感じている。
* バリュー(最も根本的で、長期に及ぶ価値)
そのため、ソースの継承(引き継ぎ)の際には、バリューについての多くの会話が必要となってくるんだ。『なぜ、それが大切なのか?』『なぜなのか?』。お互いに、もう出て来なくなるまで聴いていく必要がある。それにより、ようやく、バリューが分かち合えていく。本当に深いバリューで繋がり会うことができる。この会話が不可欠なんだ」(儀式ではない)
トム : 「また、現在のソースは、新しいソースをメンターとして支えていくこともできる。引き継ぎまでの時間はもちろん、会社のサイズに依ってくる。例えると、現在のソースは、新しい候補のソースとはいつもダンスを踊っている。
ダンスを踊りながら、いつ、リードを次のソースに渡すか、いつも見ている。いくらプランを立てても、引き継ぎの瞬間は起きる時に起きる。さらに、『一瞬』で起きる。
事前に決めておけることは、どのくらいの頻度で候補のソースと会うのかということ。引き継ぎの瞬間は事前に決めることは出来ないんだ」
加えてトムは以前のJUNKANセッションで、このようにも伝えてくれていました。
「ソースの引き継ぎはアセスメントで判断できるものではなく、もっと深い愛に基づくものなんだ。Fall in Love。恋に落ちる感じ。だから、アセスメントで選ぶことはできないんだ」
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この内容は僕にとって、ソースの継承を頭ではなく、身体で感じるものにしてくれました。以前、事業再生ファンドで勤務をしていた際の事業承継を大幅に発酵してくれる内容でもありました。
ソースプリンシプル(ソース原理)~ソースの継承で儀式は不可欠ではない~
次は、「ソースの継承に儀式は不可欠か?」について、以前に『Work with Source』著者のトムと対話した際の内容になります🌳
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史郎 : 「トム、ソースの継承時には、儀式は不可欠ですか?」
トム : 「儀式は不可欠ではないよ。ソースの継承は、形ではなく、当人同士のfeeling(感情)で行われるものだから」
トム : 「具体的には、儀式ではなく、継続的にお互いのバリューについての多くの会話が必要なんだ。『なぜ、それが大切なのか?』『なぜなのか?』。お互いに、もう出て来なくなるまで聴いていく必要がある。それにより、ようやく、バリューが分かち合えていく。本当に深いバリューで繋がり会うことができる。この会話は不可欠なんだ」
史郎 : 「いわゆる儀式ではなく、深い部分でのバリューの対話が不可欠であること、共感します。
また、僕も当事者として、トムが言っているような、継続的な深いバリューの対話が十分ではない場合、儀式や形を優先して、ソースの継承を拙速に行うことは、避けなければいけないと感じました」
トム : 「そう思うよ」
史郎 : 「トム、ありがとう」
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この対話を通じて、ソースの継承というものが、表面的な儀式ではなく、継続的な深い部分での価値観の対話を経て初めて、実現されるものだと感じました🍂